使われていない畑

近所のおばあちゃんが、畑をやっていた場所がある。
最近では、高齢のため、手つかずの状態だったらしい。
それでも放置しておくと雑草が伸び放題になるので、隣の(畑を使用している)おじさんが、時期をみて鍬をいれて草取りをしてくれていました。

ある日(2016年の5月のこと)、その周辺で畑をやっているおじさん、おばさんが、

「ここ、何にも手をつけないのはもったいないから、何か植えたら??」

と私に提案してくれました。(実は、つい1-2週間ほど前に、すぐ近くにジャガイモを植えたのです。)

そこに居合わせた隣のおじさんは、

「一応、おばあちゃんに断ったほうが。。。」

そこで数分、ご近所さん同士の会話がごにょごにょ。。。

初めての里芋栽培

結局、私の方で里芋を植えることになりました。(すでに二週間ほど、皆さんからは遅れてますが)
当然私は、里芋など植えたこともなく、準備も全くしていません。

あるのは、化成肥料と油粕くらい。ジャガイモを植えた時の残り。
もたもたしている私。

すると、隣のおじさんが里芋の種イモをおもむろに持ってきてくれました。

「植え残りだから、あげる」

なんて素敵な方!!!
急きょ、里芋の植え付け準備。

畝つくり、植え付け、ほぼ全てやってもらっちゃいました。
しかも指導付き。

初めての葉物栽培

別のご近所さんも、

「植える場所があるなら、この苗あげるよ」

と、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーの苗を持ってきてくれました。

さっそく指導を受けながら植える私。
防虫ネットが必要とのことで、買い出しに。

こんな感じに、ちょこちょこと、我が家の畑が広がります。
毎日、作物の成長を見守る私。

おばあちゃんが怒る

面白くないのは、昔そこで畑をやっていたおばあちゃん。。。

”私が借りていた畑が、誰かに使われている。しかも、私がいないうちに・・・。”(実は、入院されていたみたい)

そんなわけで、周りの人に、

「訴えてやる!!」

と息巻いてました。

よくわからない私たち夫婦は謝りにいったのですが、全く会ってくれない。
散歩しているおばあちゃんに、妻も謝りにいきましたが、やはりご立腹の様子でほぼ無視。
これには困った~・・・。

そんなとき、助けてくれたのが地主さん。
この土地(畑)は地主さんが、無料で貸していたそうですが、おばあちゃんがほとんど使っていないことも把握していました。

またおばあちゃんの性格も熟知しており、

「あの人は、勢いで言っちゃうタイプだけど、一度言ったことをなかなか引っ込められない。畑はうちの土地だから、気にしないで使っていいよ」

とのこと。

ちなみに地主さんは、私と同年代。
市内に暮らしており、2-3週に1度ほど、家や庭、畑の手入れをするのに通っています。

この方が間に入ってくれたおかげで、うまく収まりました。
いやー、田舎は何があるかわからん!!気をつけないとな。。。

ところで、里芋。。

2016年の夏は、まったく雨が降らず、そもそもこの地域は夕立もほとんどない。
葉っぱはやけるし、成長しない。
水をあげたほうがいいのかな、と近所の人に聞いても、じょうろで少しくらいあげたところで変わらないとのこと。
葦で土やけを防いでみましたが、あまり変わらないですね。なんとも可哀そうな感じです。

他の畑をみると、皆さん立派に育てています。
何がよろしくないのか。

  • 植えた時期が若干遅かった。(準備不足)
  • 7-8月の日照りとその対策の甘さ
  • 水やり方法
  • そもそも植える場所が問題

本当に、野菜を作るのは難しい・・・。勉強しないとな。

それでも、バケツ2つくらいの収穫!!
これはうれしい!!

来年は、うまく里芋を作れるようにします。
芋煮会をやりたいから。。。

2016
4.27 里芋植え付け
5.27 追肥(化成肥料&油粕)と土寄せ
6.27 追肥(化成肥料&油粕)と土寄せ
7.20 葦ひき
8.20 追肥(化成肥料)
9.20 追肥(化成肥料)
10.22 収穫