今回の内容は、WP, PHP, MySQLのバージョン情報を調べる方法を紹介いたします。
これまで、ブログのテーマを賢威7を使用してきたのですが、心機一転、賢威8にテーマ変更することにしました。
しかし、テーマにも推奨動作環境というものがあるらしく、賢威8については下記のように提示されています。
賢威8の推奨動作環境
- WordPressバージョン「4.9.8以上」
- サーバのPHPバージョン「7.1以上」
- サーバのMySQLバージョン「5.6以上」
さっそく、「それぞれのバージョンを確認して、環境を満たしていないようであればアップデートしよう」とおもったのですが、さて、これらの情報ってどうすればわかるのでしょうか・・・。
じつは、プラグインを使うと一度に、WordPress, PHP, MySQLのバージョン情報がわかるのです。
「Query Monitor」を使えば、WP, PHP, MySQLバージョンがわかる。
WordPress プラグインに「Query Monitor」というものがあります。
さっそく、「Query Monitor」を使ってみることにします。
プラグイン⇒新規追加
で「Query Monitor」を検索し、今すぐインストール。
インストールが完了したら、WordPressのadminバー(上部の黒いバー)からメニューを開き、「環境」を選択します。
なんと、一度にWordPressとPHPとMySQLのバージョン情報が確認できました。
拡大してみます。
PHP, データベース, WordPressの順番で表示されています。
データベースがMySQLです。この表のなかでは、mysqliと表記されていたので調べてみたら、
MySQLiとは「MySQL improved extension」の略で、PHPからMySQL/MariaDBデータベースを操作するためのインターフェースを提供する、PHPの拡張機能です。
以前は「mysql_query」などのMySQL(iがつかない)が使われていましたが、PHP5.5以降では非推奨となりました。
その代替えとなったのがMySQLiです。
なるほど、PHP5.5以降では、MySQLiってことですね。
以上、プラグイン「Query Monitor」を用いることで、WordPressとPHPとMySQLのバージョン情報がわかりました。
さて、賢威8の推奨動作環境と比較すると、、、
- WordPressバージョン「4.9.8以上」 に対して 「5.1.1」
- サーバのPHPバージョン「7.1以上」 に対して 「7.1.5」
- サーバのMySQLバージョン「5.6以上」 に対して 「5.6.23」
すべて満たしていますね。
ちなみに、WordPressのバージョン情報のみであれば、ダッシュボードを開くと確認することができます。
「Query Monitor」の本来の目的とは。
ところで、「Query Monitor」というプラグインの本来の使用目的は何なのでしょうか。
もし、使わないようだったら(使えないようだったら、使いこなせないようだったら)、即、削除するつもりで調べてみました。
WordPress を使用して Web サイトを作成したり、テーマやプラグインを開発する際必要になるのがデバッグ用の各種情報。現在どのテンプレートを読み込んでいるのか、どのような SQL が流れているのか、http のリクエストには何を投げているのか、などの情報があれば開発が捗ります。
「Query Monitor」というプラグインを利用すればそれらデバッグに必要な様々な情報を表示する事ができます。
開発には、必須のプラグインのようですね。
確かに、評価も★5つついています。
まとめ
今回は、WP, PHP, MySQLのバージョン情報を調べる方法として、プラグイン「Query Monitor」を紹介しました。
このプラグインを導入するだけで、簡単にバージョン情報を確認できましたね。
「Query Monitor」の本来の目的としては、WordPressのテーマやプラグイン開発など、現在のわたしには不要です。
このまま、WordPressに常駐させておいても、あまり使う機会もないので、一旦、削除することにします。