最近ではNHKを始め、知りたいニュースがイマイチ報じられていないし、報じられても少ない時間であったり、(故意に?)間違った認識を与えるような報じかたをしているように思います。

そんな中で読んでみた本。

お金を流れをつかむことで、国内外ニュースが腑に落ちるとのこと。

 

2016年に書かれたということもあって、「アメリカ大統領選挙」や「パナマ文書」、「ギリシャ破綻」などが取りあげられていますが、今だから一層、腑に落ちる内容が多い。

 

今回は、第4章から「真実の情報」を見抜くための方法をメモ。

 

日本の報道の自由とは?

そもそも大手マスコミ(テレビやラジオ、新聞)には多くの特権が与えられている。

テレビやラジオの電波利用料が極端に安いこと、それが少数の大手企業に独占されていること、テレビや新聞が同じオーナーに所有されていること、「記者クラブ」や「記者懇談会」、独占的販売権を新聞に与える再販制度、税制優遇措置など。

そういった国と大手マスコミのシステム上、「政府からの圧力」「マスコミの忖度」といったことが必ずついて回る。

 

そんな日本で、大量の情報が手に入る中、「真実の情報」を見抜くためにはどうしたらよいか?

  • お金の流れをチェックする(テレビ局の株主や番組の広告スポンサー、出てくるゲストのバックグラウンドなど)
  • ニュースや誰かの発言などに「違和感」を覚えたらそのままにせず、多方面から情報を集めてみる。
  • 直観を鈍らせないために、定期的にデジタル断食をする。
    (P.233)

 

下2つはこれまでもやっていましたが、一番上は調べてみるのも面白そう。

最近、池上さんがなんとなく言いたいことを言えてない感じがするのはそのせいかも・・・。

 

一方で、「人工芝運動」というものがあるようです。

これは、市民からうまれる「草の根運動」の偽物版という意味で名づけられた運動で、大企業や銀行、政治家など、多くの分野の団体に雇われたスタッフが「草の根活動家」になりすまして、一般市民を惑わせたり、決まった方向へ誘導する手法の一つとのこと。

スタッフは、個人ブログやLine、フェイスブックやツイッターの書きこみだけでなく、新聞や雑誌の投稿、ラジオ局へのハガキ、テレビ番組へ視聴者としてコメント送信など、様々な方法で情報を発信する。

 

この「人工芝運動」には一定のパターンがあるようで、そのパターンを抜粋すると(P.235-236)

  • 特定団体に雇われた「フェイスブック」や「ツイッター」ユーザーたちが、特定者を持ち上げたり、逆に貶める書きこみを、集団で実行する。
  • 自分たちに都合の悪い見解を持つブロガーなどは、そのホームページに反論コメントを書きこんで荒らす。または、そこに意見を書きこむ他の人々に掲示板上で言いがかりをつけ、そのブログ自体の評判を下げる。「陰謀論者」「差別主義者」などのタグをつけてしまうのも効果的だ。
  • 特定団体が監視する「ウィキペディア」にページ開設し、ターゲットとなる人物を持ち上げるか貶める説明を書きこむ。
  • 秘密裡に資金提供したNPOや市民団体のためのホームページやブログを開設する。
  • 自分たちに都合のよい意見を持つブロガーやサイトのホームページを最適化する、またはサーチエンジンを無料で提供する。
  • 「自由」「民主主義」「つながり」など抽象的なワンフレーズを繰り返し、今の状況を作り出している具体的な問題についての話はしない。
  • 民間の研究所やリサーチ機関、政策研究センターなどに資金を提供し、それがまるで一個人の意見であるかのように見せかけ、自分たちに都合のよい意見を提示する。
  • 自分たちとは直接関係ないプロジェクトに取り組む専門家に資金源をを提供し、実は彼らを自分たちに都合のよい意見を言うコンサルタントとして雇う。

 

そのほかにも、問題を矮小化させる、塗り替えるなど。

思い当たることが多いです。

 

最後に、『国民が政府の嘘を見抜き、自分の意見を言い始め、政府を変えた国』として、アイスランドを紹介しています。リーマンショックの際に、アイスランドが破綻したことは知っていたのですが、それ以降の状況は全く知らなかった。

これからの一つの方向性として、広く知るべき内容だと思いました。

「緊縮財政を受け入れたギリシャ」との対比がスゴイ。

機会があれば、調べてみよう・・・。

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