ログハウスキットを立てる前に、基礎についてのお勉強

初めての本格的な基礎つくりということで、やり方について、インターネットやDIYの本なんかを調べてみました。

今回、ログハウスキットを発注した親和工業さんにもらった「基礎のつくり方」では、集水マスを独立基礎として使う方法だったのですが、コンクリートを使う量が結構増えそうなので保留。

独立基礎といっても、作り方は様々ですね。
モルタルやコンクリートで固めるものから、束石を置くだけのものなどがあるようです。

半月ほど、基礎つくりをどうしようか悶々としていたのですが、ホームセンターをまわって手頃な大きさのものがあったので、最終的にピンコロ石を使うことに決めました。

ピンコロ石で独立基礎をつくり、その後、ケミカルセッターでアンカーボルトを固定するという方法です。

今回は紹介するのは、独立基礎を作るまでです。

独立基礎を作るために準備したものと、その金額

  • 基礎石(ピンコロ)200mm x 200mm x 200mm 6個
  • 杭 12本
  • 杉板 2000mm 10本
  • インスタントコンクリート 25kg 6袋
  • 砂利(敷石) 20kg 10袋
  • 水糸
  • 水平器
  • かけや
  • レーザー墨出し器
  • トロ舟
  • コテ
  • 左官鍬
  • ゴム手袋

購入したものの金額 30,375円

レーザー墨出し器がそれなりにかかった。。。

独立基礎作りを行う。

ログハウスを建てる場所は、前もってササの根取りや、地盤の整地を行いました。

 

(1-1)ログハウスを建てる位置をざっくり決める。

ログハウスのサイズは3坪(2730 mm x 3640 mm)

屋根の出部が400mmあることを考慮し、道路と敷地の境界にあるブロックからの距離を決定(700mm)。

(1-2)杭を打つ。

位置の周囲に「かけや」で杭を打ちます。全部で10本。
この土地は場所によって石が多く、力いっぱい打ってもなかなか杭が入らない。まっすぐ打つのも難しい。

(1-3)杭に印(基準面)をつける。

ネットで調べてみると、「バケツとホース」を使って基準面を出している人が多く見られます。
これを読んで、

「あ、私がやったら絶対ズレる。」

と思った。確かに、家にあるものでできるというのは心惹かれるのですが、この基準面を出すって、非常に重要な工程の一つですよね。
今後も基礎つくりは行うだろうと言い訳して、レーザー墨出し器を購入。
360度、印をつけられるやつを選びました。

さっそく、真っ昼間にスイッチオンしてみましたが、ちょっとラインが見えにくい。
急ぎというわけでもないので、夕方になってから墨出し。
とても便利、使いやすいです。
10分で墨出しが終わりました。

一応、水平器を持って行ったのですが、自動で水平が取れますね。

バケツとホースだったら、1-2時間くらいかかっていたかもしれない・・・。

(2-1)基準面に、杉板を張る。

杭につけた基準面に、杉板をあわせてビスで固定します。一人作業ということもあり、クランプを使用。

それにしても、杭の打ち方の重要性に今更ながら気づきます。杭をまっすぐに打たないと、杉板をきちんと張れない。おかげでゆがみまくってます。

次回からは、杭の打ち方に工夫が必要ですね。

ひとまず、グルっと杉板を張ってみた。。

(2-2)水糸を張る。

水糸の張り方も重要。直角にしなくてはならないから。。。

道路と敷地の境界となるブロックを利用して、ブロックからの距離を合わせて基準となる糸を張る。
この糸に対して、直角三角形を利用して、3:4:5となるように印をつけて直角となるよう調整。
同じように4本の糸を張って4隅を出しました。
ここも肝なので、しっかり時間をかけて。

(3-1)穴掘り。

独立基礎を置く場所の穴を掘ります。
基礎が200mm角ということで、余裕を持たせて400mm角、400mm深さの穴を掘りました。(ざっくりと)

(3-2)タンパーをつくる。

砂利を固めるためのタンパーを作成。

タンパーって、買うと高いんですよね~。。。

家にころがっていたコンクリートブロックと2×4材の切れ端を利用し、2×2角材とL字金具を買ってきて作りました。

作り方はこちら。妻が紹介しています!!

(4-1)タンパーで砂利(敷石)を固める。

タンパーでトントン。それにしても、コンクリートブロック一つだと重い!

腰に来ます。

6箇所の穴に砂利を埋めて、トントン終了。
実は、穴を深く掘りすぎて必要以上に砂利が必要になりました。(コンクリート分が200-400mmとなるように、砂利を敷きつめました。)

(4-2)コンクリートをねって、基礎石をたてる。

コンクリートの量は、それほどいらないだろうと思って、インスタントコンクリートを選びました。
一つの穴に一袋くらいでいいかな、くらいの量です。
トロ舟と左官鍬は、過去にBBQ台を作ったときに使用したものを使いました。

基礎石は、コンクリートに密着するように水にしっかりつけておきます。

モルタルは練ったことがあるけれど、コンクリートは初めて。
とはいっても、インスタントコンクリートに含まれている砂利が小さいこともあり、それほど重くはなかったかな。いい感じで練れます。(これも始めだけですが・・・)

コンクリートに基礎石をのせて、水平器で水平を取りながら合わせていきます。
それと、基礎石の中心を水糸の十字に合わせます。

この日の予定は、基礎石を二つ立てるつもりだったのですが、「明日は雨」との予報。
一気に行くぞ!!と決めて、6箇所の基礎石をたてました。

なんと、妻も仕事が休みだったので手伝ってくれた。
私がコンクリートを練って立てて調整。妻が糸を張ったり外したりする。
これで時間が短縮できた。

しかし思っていた以上に基礎石が沈む。
コンクリートの粘度がその都度変わってしまうので、沈む深さも変わってしまう。
これが非常に難しい。

最後の一つが、やたらとゆるかった。。。
ある程度乾いてから基礎石をのせないと、どんどこ沈みます。
ようやく終わったと安心したら、雨。。。

そこら辺から、ブルーシートをかき集めてきました。
雨から守ってね。。。

(5-1) 固まっていることを確認

翌日の午後、雨も上がって、コンクリートが固まっていることを確認。
あーうまくできてた。

基準線(正しければ)からの高さを測ってみると、
(1, 2, 3, 4, 5, 6) = (-2, -6, -3, -2, -1, -5) [単位:mm]
最大で6mm沈んでしまった。平均 -3.3mmとすると±3mm以下。初めてにしてはまぁまぁかな。

(5-2) 土を埋める

土を埋めて完成!!!だいたい5日でできました。
穴を埋めるための砂が足りなかったので、追加で砂を購入したり、タンパー作ったりした分、時間がかかりました。

独立基礎をつくってみての反省点

・杭の打ち方

杭をまっすぐに打たないと、杉板を張るときに苦労しますね。さらにゆがむことで、高さを合わせたり、水糸の直角も取りにくい。杭を打つときに工夫が必要だな・・・。

・コンクリートの粘度

ゆるいと沈み込みが大きい、そして乾燥時間のばらつきが大きい(正午に練ったコンクリートと、夕方のコンクリートでも違いがある。)これらを念頭において、コンクリートを練ろう。

今後の予定、GW後にログハウスキットが届くので、非常に楽しみ!!