妻からの指令、「玉ねぎを作りなさい」

我が家で重宝する野菜の一つが玉ねぎ。
どこの家庭でもそうだと思いますが、ジャガイモ、ニンジン、ネギ、玉ねぎのうちの玉ねぎ。

それで、妻から「玉ねぎ、作りなさい」との指令がありました。
そんなわけで、私にとって初めての玉ねぎ栽培が始まります。

まずは、タネから育てる。

空いているプランターを引っ張り出して、コンポストで仕上がった土と市販の菜園用の土を混ぜる。
そして、スーパーで購入してきたタネを蒔く。

そのうちしっかりと育って、苗になるだろうと期待!!!
芽がでて、芽がでて、芽がでて、ちょこちょこ間引きしてを繰り返す。

そろそろ苗として、畑に植え替える時期だっていうのに大きくならない!!なぜだ!なぜだ!!・・・

ご近所さんの玉ねぎは、しっかり大きくなっているのに。
肥料不足かな、、コンポストの土、よくわからんし。。
水分不足かな、、たしかに、雨が少なかったしな。。

条間10〜20cmでまき溝をつけ、2〜3cm間隔で条播きにします。
軽く覆土してしっかりと鎮圧し、たっぷりと水をやります。
土が乾燥すると発芽率が悪くなるため、もみ殻をまいたり、不織布をベタ掛けしておきます。
発芽後は、間引きをして、最終的に株間6cmほどにしておきます。
また、間引きと同時に、固くなった条間をほぐし、根元に土寄せしておきます。
この一手間で根張りがよくなり、丈夫な苗に育ちます。

はぁ、、、今回の玉ねぎ栽培は、タネから頑張ろうと思っていたため、苗がない。 どうしよう・・・。

仕方がないのでホームセンターへ玉ねぎの苗を買いに行く。
ところが残念なことに、時期が遅かったため、ショボショボのやつしか残っていない。
半月前に見たときには、玉ねぎの苗なんてたくさん売っていたのに。

しかも、そんなショボショボの苗を、家庭菜園をやっているだろうおじちゃんおばちゃんが触っていく。
苗を選ぶのになぜか触りまくって戻していく。戻すなら触るな!!
おかげで私の手にした苗は、ほぼ瀕死状態。

知らなかった、、、
苗は購入時期を逃すと、瀕死したものしか手に入らないのか。。。

玉ねぎの苗を植える

そんな苗でも、私は妻に報告。。

「ちゃんと苗が手に入ったよ!!」

妻は、苗が瀕死状態であることをしらないから喜んでる。幸せなやつだ。。。

前もって準備した畝に、黒マルチを被せる。

師匠から、

「あると便利だぞ、雑草も生えないし、冬でも暖かいし」

と言われたから、購入した。。意気揚々と、ビニール張ったことを師匠に報告。

師匠

「おれは使わんけどな。。。」

おいおい。

穴の開いたところに、

「よいしょ、よいしょ」

としっかり植え付ける。

妻は、丈夫に育ってね、美味しく育ってねと話かけながら、しっかり植える。
ご近所さんの玉ねぎより、2週間ばかり遅れてようやく苗の植え付けが完了!!!

さて植え付け直後は、クタ~としていた玉ねぎの苗ですが、しっかり根付けばピンとするはず!!

ピンとするはず!!ピンとするはず。。・・・

しかし、2週間経っても3割は、クタ~っとしている。

玉ねぎの苗、植えなおし

そこに、師匠からのお言葉。
「ありゃ、ダメだわ」

師匠と一緒に、クタ~っとしている玉ねぎを見に行く。
師匠が引っ張ってみる。
ものの見事に抜ける。

根付いていない。

どうやら、妻の植え付けがことごとく甘かったらしい。
しっかりと土で苗の根を押さえつけてなかったんだね。(根付いていないのは妻の植え付けた場所)

しっかり植え付けてないじゃん!!!
根が張ってないじゃん!!!
植え付けした後、腰が痛い~って、それでも満足感と達成感に浸っていた妻。

これじゃ、丈夫に育てないわ。。。

(もともとの苗事態にも問題ありだけどね・・・。これは妻に内緒。)

急きょ、植えなおし。
ところが、苗がひょろっちょい。
この時期、こんなにヒョロヒョロだと、望み薄い。

理由は、霜。

そんなわけで、師匠がしっかり丈夫で大きな玉ねぎの苗をくれました。師匠は、十分に苗を確保しているのです。

妻と植えたのと同じように、今度は師匠と二人で植え付け。
ぎしぎしと指で押さえつけながら植え付けていきます。

しっかり根付いてね。今度は私が話しかける番です。。。

数日後、植え替えをした苗は、おかげでしっかりと根付きました。
師匠、ありがとうございます!!!!

その後、霜にあたり、雪に降られ、なるほど、しっかり成長していない苗は、ここで負けちゃうわけですね。
たしかに、ひょろっとした苗は、消えてしまいました・・・。

玉ねぎ、サルに狙われたから収穫

そして、春。
ようやく大きくなったと思ったら、サルに襲われはじめた。

周りの玉ねぎの方が成長していて大きいのに、なぜか我が家の玉ねぎが狙われてしまう。サルは一度狙いをつけると、2-3日のうちにまたやってくるということを、1年のうちに経験で学んでいました。

獣害きらい!!

仕方ない、収穫しよう!!!

収穫できるってことは、非常に有り難い。

ご近所さんより、一月遅れで植えた玉ねぎは、小さいけど甘い。
すばらしく健康で、すばらしく美味しい玉ねぎです。

<記録>

2016
10.14 種蒔き
11.8 畝つくり
11.12 苗植え
11.29 植えなおし(4割は植え替え)
12.1 苗、ピンとなる
12.12 霜にあたる
2017
1.19 雪に埋もれる
6.9 玉ねぎ、サルにやられる。収穫。