2018年2月に、よく分からないながらも行った竹林の整備。

その時の課題として、「竹林の整備方法」と「竹林の活用方法」を調べると書いていたのですが手が回っていませんでした。

およそ1年が経って、同じように竹林の片づけを始めたのですが、やはり同じ状況にぶつかりました(どう整備したら分からない)。

そこで、今年はしっかりと調べてみようと思って図書館へ向かったところ、次の本を見つけました。

「野山・里山・竹林 楽しむ、活かす」
竹林の項目は、20ページほど。
内容としては、

  1. 小さな面積でも収量(タケノコ)をとれる竹林整備
  2. 人が集まる竹林
  3. 竹の活用方法
  4. 竹水(これは初めて聞いた)

特に興味があるのは、1と3です。

◆ 竹林整備(孟宗竹)

  • 傘を差して歩けるくらいが間伐の目安。
  • 親の選び方、タケノコの出方は「雌を20本としたら、雄は1本あるかどうか」。雌を残すことで、タケノコがたくさん掘れるので、畑をうなうことができる。
  • 雌雄の見分け方。
    竹を見て、一番下に出る枝(元枝)が二股か一本ぴゅーっと伸び出た枝かで判別できる。二本が雌で、一本が雄。タケノコの収穫後、候補として残した竹から二股のものだけを揃える。
  • 雄を整理する際、雌の方もその頭を枝十本分だけ残して伐り落とす。荒れた竹林が里に下りるのは、根が明るいところを求めて伸びるせいで、中が暗ければそれだけ周囲への繁殖も盛んとなる。処理は、5月下旬~6月上旬。
  • 親竹の生産年齢は、5年。根からタケノコがとれるのは、根が伸びだして3年目以降。どのように根をつくっていくか。
  • 竹は5年を過ぎると自分が生きているだけとなり、10年から15年生きる。この竹を切ることで日当たりを良くした方が良い。

さっそく、雌雄を確認しに行ってみました。これが雄(?)

これが雌(?)

1-2月の間に、傘を差して歩けるように、雄を切っていきたいと思います。
切った竹をどうするか・・・。

◆ 竹の徹底活用(農業利用)

  • 畑の溝(幅50cm, 長さ5m, 深さ70cm)に、カワラザサ(篠竹)を投入し土、生ごみ、おから、竹林の腐葉土を入れる。これを3-4年に1度。竹で排水を良くし、竹を土中で堆肥化する。
  • タケノコ肥料:畑の畝間に、細くて扱いやすい淡竹のたけのこを、深さ30cmの溝を掘って埋める。
  • 竹液の活用:竹液を野菜の株元から15cm離れたところへ1か月に2回ほどかん水する。
    作り方。竹の生葉や竹を切ったときに出るおが粉を、バケツなどの水に2週間浸けておく。80-100Lの水に、おが粉または生葉2-3kg(竹炭4-5kgを加えると良い)

私の借りている竹林は孟宗竹ですが、自然菜園にうまく取り入れられないかな・・・。
堆肥化なんかが出来そうな感じです。