「晴耕雨読の暮らし」

田舎暮らしを始めるうえで、私の心の中にぼんやりと「晴耕雨読の暮らし」への憧れがありました。

 

ですが、田舎暮らしを始めてもゆっくり読書をする時間は、「雨の日」というよりは、ムスメが昼寝をしている時か、夜寝入った後になります。しかし、これがなかなか都合よく寝てくれない。。。

そして、今のところは、読書よりもやりたいことがたくさんでてきてしまった。

例えば、この家をどう直していこう、田舎で何をして稼いでいこう、ムスメと何をして遊ぼう、自然栽培のことや、ラズベリーパイ、プログラミングの勉強などなど。

晴耕雨読の暮らしはもう少し後の話になりそうです。

 

夢リスト

ところで、私の夢リストの中には

「一生涯をかけて、私だけの100冊を選ぶ」

というものがあるのです。

 

もともと読書は好きなのですが、10年ほど前に購入した本

『「読書」読んでから死ね!名著名作(久我勝利)』 阪急コミュニケーションズ

の中にある次の文章に、すっかり影響を受けてしまったわけです。

P.13-14
英国の作家ウィルキー・コリンズに『月長石』という古典ミステリーがある。この話のなかに登場する老執事のガブリエル・ベタレッジは、『ロビンソン・クルーソー』を生涯の愛読書としている。

何度も何度も読み返したために、本は何冊もぼろぼろになり、現在もっているのは六冊目だ。
とにかく、何かことあるごとに、この本を開いてなんらかの教訓を探し出す。
これは愛読書などというものではない。人生の伴侶といってもいいくらいだ。

万巻の蔵書をもつ愛書家から見たら、愛読書を一冊しかもっていない老執事は、読書家の数に入らないかもしれない。しかし、これほど一冊の本を味わい、読みつくすという人生、これも立派な読書人であるといえるのではないか。
逆にいうと、私たちは、この老執事のように、再読、再再読したいと思う本を何冊もっているだろうか。

 

P.22
私は、年をとるごとに、蔵書を減らしていくのが夢なのだ。
死ぬときには、選びに選び抜き、何度も読みつくした本を100冊だけ残す。

 

それこそ若い頃は、自分の書斎を図書館のようにしたい、書庫を作りたい、なんて思っていたわけですが、引っ越しのたびに、手間のかかる仕分け、そして、部屋の作りによって変えなくてはいけなくなった本棚。

一度読んだら、二度と手にしない本たち。

 

それとは対照的な、自分だけの100冊のみと移動するシンプルさと、何度も読み尽くす、味わいつくすという格好よさ。

なんかいいなぁ〜。

そして私は、自分だけの100冊を選びながら読書するようになってしまっているのです。

 

とは言っても、久我氏が提示するような名著名作に当たる本は大学時代に少しかじっただけだったり、購入だけして読んでなかったり。そして、社会人になってから読む本は、ビジネス書がやけに多くなってしまった。

しかし、死ぬ間際にビジネス書ばかりを読み直すという人生は、なんだか面白くない。。。

 

P.19-20
自分に残された時間を頭にいれながら、本を読んでいくと、どうしても、古典的名作・名著と呼ばれる本が気になる。
話題の本を読んで、人と話しを合わせるのもいいけど、それが何の役に立つだろう。
名著と呼ばれるのは、ある程度の期間、ある程度の読者数に支持されてきた書物である。先人たちが、どこをおもしろいと思って読んでいたのか知りたいではないか。

著者も述べているように、それこそ数百年前、あるいは1000年、2000年前の書物。なぜこんなにも長い年月の間読まれ続けてきたのか、私もひどく気になっています。

だから少しずつ、図書館から借りたり、古本を購入して読み進めています。

 

現在の「私だけの100冊」

まだ、100冊には到底及ばない36冊。(20180131 現在)

  • 『聖書』
  • 『カラマーゾフの兄弟』 ドフトエフスキー
  • 『沈黙の春』 レイチェル・カーソン
  • 『老人と海』 ヘミングウェイ
  • 『方法序説』 デカルト
  • 『ご冗談でしょうファインマンさん』 R・P・ファインマン
  • 『ロウソクの科学』 ファラデー
  • 『7つの習慣』 スティーブン・R・コヴィー
  • 『思考は現実化する』 ナポレオン・ヒル
  • 『人を動かす』 D・カーネギー
  • 『モルモン書』
  • 『こころ』 夏目漱石
  • 『夜明け前』 島崎藤村
  • 『人間失格』 太宰治
  • 『注文の多い料理店』 宮沢賢治
  • 『人間の土地』 サン・テグジュペリ
  • 『日本の昔話』 柳田国男
  • 『孫子』
  • 『老子』
  • 『大学・中庸』
  • 『両手いっぱいの言葉』 寺山修司
  • 『小説一八史略』 陳舜臣
  • 『貞観政要』 呉競
  • 『三国志』 吉川英治
  • 『李陵・山月記』 中島敦
  • 『種の起源』 チャールズ・ダーウィン
  • 『昭和史』 半藤一利
  • 『日本の歴史を読み直す』網野善彦
  • 『ホセ・ムヒカの言葉』 佐藤美由紀
  • 『壬生義士伝』 浅田次郎
  • 『ペスト』 カミュ
  • 『変身』 カフカ
  • 『一九八四年』 ジョージ・オーウェル
  • 『人生を〈半分〉降りる』 中島義道
  • 『マスター・キートン』 勝鹿北星/浦沢直樹
  • 『ぽっかぽか』 深見梨加

 

かき忘れたり、読み直したり、新しく読んでいくことで、100冊まで書き加えていきます。

 

それにしても、理想的なのは、老執事のように人生の伴侶並みの愛読書を一冊、見つけ出せることなんだろうなぁ。

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