私が移住した町、上石津に『上石津里山オフィス』なるものを作ろうと、相変わらず勝手な妄想をしているのですが、そもそも「オフィス」の形というものがピンとこない。

確かに、地域創生などピックアップされているように、サテライトオフィス、シェアオフィス、レンタルオフィスなど、名前は聞くのだけど、私がイメージしているものがどういうものかのか、一度調査してみようと思い立ったわけです。

ちなみに初めに挙げておくと、私のイメージしているオフィスは、

  • 基本的に、古民家やログハウスを用いた個別のオフィス群。
  • 主に、IT関連(プログラミング、Web、電気自動車、ドローン、エコエネルギーなど)の人々が集う。(自称でもOK、会社に所属していてもいなくてもOK)
  • 特にITに限らず、フリーランスや芸術家の人が集まるのもあり。
  • 中心に、共有スペース(カフェみたいなもの)を置くことで、意見交換やコラボレーションを可能とする

みたいなもの。。

オフィスの種類

ということで、一般的なオフィスというものを調査してみました。
改めて定義を確認してみると、自分の妄想がより明確になりますね。。。

  1. サテライトオフィス
    企業または団体の本拠から離れた所に設置されたオフィス。
    本拠を中心としてみた時に衛星(サテライト)のように存在するオフィスとの意から命名された。
  2. レンタルオフィス
    サービスオフィスともいい、必要なオフィスの設備が予め用意されており、個室でセキュリティも確保される上、入居したらすぐに仕事ができるのが魅力。
  3. シェアオフィス
    自社だけではない複数の利用者がフリーアドレス形式で使用するもの。レンタルオフィスが個別の占有スペースがあるのに対し、シェアオフィスには基本的にはない。安価で利用でき、仕事場として高い機能を持つ。
  4. コワーキングスペース
    シェアオフィスと似ているため混同されることがある。明確な線引きはありませんが、シェアオフィスがどちらかというと作業の場であるのに対し、コワーキングスペースは利用者同士が交流を図り、コミュニティを形成することでビジネスを後押しすることができます。

下記サイトを参考。

ということは、私の目指すオフィスは、、、

『コワーキングスペースを中心に構えたシェアオフィス』

みたいなものかしら・・・。

オフィスの例

当たり前のことなんですが、自治体とか、個人とか、面白いオフィスを作っているんですよね~。
こりゃあ、参考にしてみるしかない!!!

まずは、サテライトオフィス。
サテライトオフィスは、地域創生(地域での新しい働き方や仕事を生み出す)として「総務省」も積極的に進めているようです。
『おためしサテライトオフィス』なんてのも大々的にやってます。

ざっと見たところ、全国でも30を超える市町村が「サテライトオフィス」の誘致をしていますね。
面白いのは、廃校や廃保育園を利用したり、古民家、あるいはヴィラの活用などなど。。

さっそく8件をピックアップ!!

まずは、同じ岐阜県から。

◆岐阜県郡上市『HUBGUJO』

「シェアオフィス」「コワーキングスペース』の他、ドッロプイン対応でコミュニティスペースも備えているという至れり尽くせりの環境。滞在施設としても、城下町の空き家を改修し紹介してくれる。

これって、スゴイな~。『働く環境』+『住む環境』 理想的です。
それにしてもオシャレ。。。

◆飛騨高山市『お試しサテライトオフィス』

古民家がヤバい。大きくてどっしりしていて、こんなところで仕事したい。

ちなみに飛騨では里山オフィスプロジェクトというものもあり、ここではレンタルオフィス以外にも、滞在(ステイ)型のオフィスも紹介しています。

□飛騨里山オフィスプロジェクト

◆千葉県南房総市『シラハマ校舎』

もともと幼稚園・小学校だった木造校舎を利用して、オフィス、レストラン、宿泊施設の合同施設となったとのこと。
教室をうまーくつかっているな。。。

◆静岡県南伊豆町『ヴィラ弓ヶ浜』

ヴィラじゃん。。。
弓ヶ浜まで徒歩一分??別荘、コテージで仕事??
最高じゃん・・・。

私が社長で、サテライトオフィス探していたら、真っ先に「候補」です。。。

◆奈良県東吉野村『オフィスキャンプ』

築70年の民家をリノベートして作られたシェアオフィス。冬季は残念ながら休業(雪のため)

古民家の改修っていうのは、とても魅力的ですね。。。
写真(外観・内観)も、とってもステキ。

◆福井県鯖江市『サテライトオフィス』

鯖江市はね、個人的に興味があるんですよ。
オフィスそのものよりも、『Hana 道場』(ITものづくり道場)に興味があって。。。
まさにこんなことやりたいんですよね~~~。。。
ちなみにオフィスは、市街地の元商店や、山間部の空き家をうまく活用しているようです。

◆島根県松江市『殿町古民家風オフィス「松江城下」』

あくまで古民家風。。市が入ると、きっとこんな感じになるんだろうな。。。
実は、島根って興味あるんです。「Ruby」

◆鹿児島県伊仙町『喜念浜サテライトオフィス』

コテージの活用ですね。。

サテライトオフィスといいながらも、シェアオフィスやコワーキングスペースをうまく取り入れているオフィスが多いですね。
多様なニーズにこたえられるってのが良い。

「市町村」や「商工会」が入った(だろう)ものは、面白みがないな。
なんか人が創り上げるって感じがみえない。あるいは見えにくいように思えます。

それと、運営が「NPO」になると(一部だとは思いますが)、なんだか欲張りすぎな感じ。
あれもこれもやりたい!!

でも、もっとポイントを絞った方が・・・、と。

サテライトオフィスの先駆者『徳島神山町』

徳島県神山町は成功事例としていろいろなところで挙げられていますね~。
サテライトオフィスの先駆者的な存在ですね。

その影響か、徳島って、本当に様々さカタチのオフィスがあって面白いな。。。

◆神山サテライトオフィスコンプレックス

神山サテライトオフィスで有名な、大南信也さんのインタビュー記事を見つけた。

「ワクワクを共有した仲間がグリーンバレーの設立メンバーになりました」

やっぱり、これに尽きるよねー。
ワクワクって大切だよねー。
仲間と共有って重要だよねー。。。

私の求めるオフィス像

ざっと、調査した感想。。。
やはりみんなで作りあげたいな~。空き家や古民家の改修ってのは魅力的です。。。
そして、そこに集まった人々と、さらに新しいものを創りたい。
そんなオフィスが理想ですね。。。

うちの小屋なんか、すてきなオフィスにならないかしら・・・。

私の理想のおふぃすはね、、、
こんな感じなんだ、、、

◆のどけや

すっげー楽しそう。。

◆まるも

すっげー楽しそう。。。

「住む」と「働く」がセットになったオフィスというのもいいな~。。。

◆ドットツリー修善寺

以上をまとめると、「上石津里山オフィスプロジェクト」の流れとしては、、、

① 若い人や移住者が集って、古民家改修しながら、コワーキングスペースを備えたシェアオフィスを構築。
② 一方で、自治体と協力しながらサテライトオフィスを準備し、企業誘致も備えておく

なんてね。。。

2018年6月27日追記

プログラミング教室用にログハウスを作っていますが、コワーキングスペースとしても使えないかしら。

まだ、4人分のイスがあるだけ。。。
内装をどう作っていこうかな。