緑肥を用いた無農薬・無肥料の自然菜園。

昨年から、緑肥を用いた無農薬・無肥料の自然菜園を進めております。

 

参考にしている本はこちら。

2017年10月に緑肥を蒔いて一年。畑の様子もすっかり変わってきました。

◇ 2017年10月:緑肥の種蒔き時

 

◇ 2018年8月

 

1m × Am の畝をつくり、間に緑肥のタネを蒔きました。

夏の間、緑肥を刈って、畝の上に草マルチをすることを繰り返したわけです。

写真で並べてみると、あたらめて土が見えなくなってきたことがわかりますね。

 

ダイコン・カブのタネ蒔き(従来)。

例年(過去2年ほど)は、ご近所さんに教わったやり方で蒔いていました。

<ダイコン>

  • 畝をつくる。
  • 空き缶のおしりを土に押し込んで、凹みをつくる。
  • 凹みに種を3-4粒蒔く。
  • 土を被せて、さらに軽く(生の)籾殻を被せる。

<カブ>

  • 畝をつくる。
  • 畝の全面になるべく均等になるように、タネを蒔く。(2年目は、間引くことを考えて、間をあけて蒔くようにしました。)
  • 軽く土を被せ、さらに籾殻を被せる。

 

ダイコンサルハムシの被害。

実は、過去2年ともに、ダイコンサルハムシのためダイコンもカブも葉がボロボロになっていました。

 

・ダイコンサルハムシ(ダイコンハムシ)

 

ダイコンサルハムシは、黒い小さな虫で、採ろうとしてもぽろっと落ちてしまいます。特に、私の畑では、籾殻をしいているので一度落とすと籾殻の中に隠れてしまい、探すのが大変です。

 

ご近所さんに、どうやって対処しているのか尋ねたところ、

「土つくりの時に、農薬を混ぜる」

「手で取る」

「銀色のテープを張る」など。

 

なにかしら対策が必要だとは思うのですが、無農薬でつくることが大前提なので農薬は却下!

まずは、手で取ろうと頑張ってはいたのですが、天気が悪かったり、体調が悪かったりで畑にでれない間にカブもダイコンもやられちゃったわけです。葉がボロボロで、芯しか残っていない・・・。

 

ところでこのダイコンサルハムシ、資料を見ると次のような文面があります。

「成虫は年2、3回の発生で、枯れ草や石下などで成虫で越冬した個体が4月頃から活動を開始する。 夏場は仮眠し気温が 20℃前になる秋に再び姿を現し、1~2世代発生し 11 月上旬に越冬に入る。 」

 

夏場土の中で仮眠するということは、「場所を変えて植えてみるのもありかな?」と思い、さっそく少し離れた借りたばかりの畑に、ダイコンとカブを蒔いてみたのですが、程度差はあるもののやはり発生してしまいました。

上記資料によれば、農薬などをまいていない家庭菜園での発生が多いとのこと。

「この虫は比較的農薬に弱いので、アオムシなどの殺虫剤が撒かれているとあまり被害はありませんので、野菜産地ではそう問題にはなりませんが家庭菜園では農薬散布がされていない場合が多く、圃場周辺の雑草地から寄って来たりします。」

 

借りた畑も、当然無農薬ですし、1年ほどは耕作していなかったので、ダイコンサルハムシが発生してもおかしくないわけですね。

ここまでが、昨年までの話。

 

緑肥を蒔いたことでの、ダイコンサルハムシに対する効果。

さて、今年もダイコン・カブのタネを蒔く時期です。

さっそくダイコン、カブとタネを蒔きました。

将来的には、不耕起を目指していますが、今回は畝をつくりました。

ちなみにこの場所は、上期は何も作らず草マルチをコツコツやっていた場所です。

 

左右にダイコン。真ん中にホウレンソウ(ホウレンソウはイマイチ)

籾殻は、ダイコンサルハムシの住処になるのではと思いがあり、今回は使用せず。

 

例年と比較して、サルハムシの被害が非常に少ない・・・。(今回は、まったく手で取ることもしていません)

 

しっかり観察していると、緑肥の中から小さな蜘蛛がたくさん(正確に言えば、観察しようと近寄ると、小さな蜘蛛が緑肥の方へたくさん逃げていきました)

そして、その蜘蛛がダイコンサルハムシを捕食しているところも確認できました。

 

カブも同様。

こちらは、タネを蒔いた後、刈った緑肥を被せました。ただし、こちらの畝は夏の間、マクワウリを育てていた場所です(あまり収穫できませんでした)

自然菜園仲間から、

「夏の間、草マルチをし続けたことで、土の温度が上がりサルハムシが死滅したのでは?」

という意見もあったので、このマクワウリを育てていた場所にカブのタネを蒔いたのです。マクワウリが育っていたこともあり、死滅するほどの温度になっていたとは思えなかったため、確認という意味も込めて。

 

こちらも、ダイコンサルハムシの被害は例年と比較して激減。

土中に存在していたサルハムシが死滅していたというよりは、蜘蛛によりサルハムシが捕食され、被害が減少したと考えた方がよさそう。

 

 

なお、籾殻についての検証を一度してみたいと思っております。

「籾殻は、ダイコンサルハムシの住処となるだけではなく、ダイコンサルハムシが、蜘蛛から逃げるのにも格好の場所となるのでは?」

籾殻の大きさ、形を考慮すると、どうも蜘蛛が歩きずらそうなのです。籾殻の中の温度・湿度なんかも気になりますね。

 

この地域では、タネを蒔くのに籾殻を良く使うのですが、ダイコンサルハムシの被害が大きい畑は、籾殻を良く使っているんですよね・・・。

籾殻の効果として、

  • 種蒔き後に被せることで、雨が土をたたくのを防ぐ
  • 排水性、保温性が良い

とご近所さんには言われているのですが、タネや苗の種類によって使い方を考えなくてはならないかと思い始めました。

 

長期的には、土壌改良の効果もあるという記載もありますね。

 

まだまだわからないことばかり。

観察を続けます。

 

【追記】

自然菜園の先輩に籾殻についての意見を述べたところ、『籾殻の保存』について質問されました。

先輩曰く、

「籾殻は、もらってすぐに米袋にいれて倉庫に保管している」

とのこと。

一方私の籾殻は、「屋外に積んであるものを都合の良いときにもらい、米袋にいれて使いたいときに使う。」

この地域では使いやすいように、籾殻が畑の近くにつまれるのです。

(妻のブログにもしっかり書かれていますね。)

 

「屋外につまれていることでサルハムシの住処となり、倉庫で保管していても中に住み着いているのでは。特に寒くなると、籾殻の中は格好の住処となりえる。」

との考察。

 

確かに、保管場所によっても、影響はありそうです。

一方で、先輩の畑にもしっかりとダイコンサルハムシはいるんですけどね。

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