朝6時頃、ガサッという物音と甲高い鳴き声がしたので、様子を見に「畑」やすぐ近くの「神社」へ。
これまでの経験から獣害にあう場合は、畑の作物が食い散らかされていたり、拠点としている「神社」に糞や足跡がのこっているのです。

畑では特にやられているものはなく(この時期、わたしの畑で実っている作物は、ナス、トマト、ピーマン)、神社にも痕跡がなかったので、もう少し探してみようと徘徊しておりました。

同じように、鳴き声につられてご近所さんが登場。

「いました?」(わたし)

「鳴き声、聞こえてるなー」(Aさん)

二人で辺りを見回すと、まだ青く小さな柿が食い散らかされています。
実は、地区内(町内も含めて)には、自生の柿の木や空き家の柿の木がけっこう多い。
それにしても、まだまだうまくないだろ・・・。食べ物がないのか。

などと考えてみます。

数分ほど情報交換を行い、それぞれ家に戻ろうとしたとき、突然、「ざわざわ」っと。
数匹のサルが近くの「竹やぶ」及び「繁み」から、神社方面へ向かって走り出します。
どうやら隠れていたらしい。

サルを追い払おうと、私がひとりで追いかけます。

これまでの経験から、ガーっといけば逃げてくれる・・・。
しかし、ガーっといったら、一匹二匹と反対にこちらを威嚇。
5-6匹のサルが歯をむき出しにして、ギャーギャー言うのは初めての体験。

腹が減っているのか、そういえばそろそろ発情期だったかな。。。
わたしとサル、お互いにらみあっていたのですが、さすがにビビった私は、隙を見て逃げ出したところ、しっかり追いかけられました。

ジャイアンとスネ夫に追いかけられるのび太状態。

逃げる途中に、ちょうど伐竹した竹が積んであったのでそれをつかんで音を立てながら振り回したところ、相手が少し怯みました。

バンバンと竹を地面に打ち付けて音を立てます。

そこに何事かと見に来たご近所さんが合流。
妻も、私が騒いでいるのをききつけ、サル追い払いようの花火をもって参加。

人間がわの人数が増えたことで、サルも一旦退却。
離散して遠目からこちらを伺っています。しかし逃げない・・・。

なかなか逃げてくれないので、花火をならすも、すっかり慣れてしまっているようで、ゆうゆうとしているのが憎らしい。

その後、数匹ずつにわかれて、神社裏の山なかへ。

それにしても、今後、サルの追い払いをどうやってやるべきか。
怖かったので、少し調べてみました。

人間側の威嚇が弱ければ、サルは大きく移動しようとせず、逆に、人間を威嚇してく
る場合があります。また、執拗に群れを追跡した場合も、サルが人間を威嚇してくる場
合があります。しかし、そのような時であってもひるむことなく、手じかにある棒など
を振り回したり、石を投げたり、所持している威嚇の道具を使って威嚇し続け、サルを
退散させましょう。

追い払いのポイント
サルが出没したら必ず追い払いを行い、農地は危険な場所だとサルに学習させること
が重要です。サルの追い払いは、集落活動として実施するとともに、農家の誰もが実施
可能な方法を選択して実施してください。
サルがまだ農地や集落にいるのに、追い払いをやめてしまうなど不十分な追う払いを
すると、人慣れが進むことがありますので、サルが山に逃げ帰るまで執拗に追い払うこ
とが必要です。

サル追い払いマニュアル 山口県

なるほど、威嚇しつづけることは間違っていなかった。

追い払い方
爆竹やロケット花火は大きな音が鳴るため有効です(枯れ草等に燃え移らな
いように注意)。サルにとって人間は天敵なので、多くの人が出てくればそれだ
けで威嚇になります。パチンコやエアガン等も効果的です。
大切なのはサルに敵意を示すことです。石を投げる、大声で脅かす等、自分
ができる方法で追い払いましょう。一人よりもできるだけたくさんの人を集め
て、複数でしつこく追い払うのが効果的です。

ただし、無理は禁物です。サルが威嚇してきて怖いと感じた場合、お年寄り
や女性、子ども一人だけなど、サルが怖がらないことが予想される場合には、
無理をせずその場から離れましょう。目を合わせると敵意と捉えることがある
ので、目を合わせずに刺激しないよう遠ざかりましょう。

サル対策について 広島県廿日市市

はい、こわかったら無理をせず逃げましょう。
ただし目を合わせず、刺激せず。